骨盤(こつばん)型:切り抜き

1センター・ポイント・リスティング

 *身体骨格を全体像として把握するには まず、立位の受療者の正面後方から頭部の傾き、両肩関節の高さ、両肩甲骨下縁の高さ、骨盤部の左右腸骨稜の高さ、両足部の回旋度、脊柱の垂直度などを診て、側方からは顎の位置による頭部の角度、両肩関節の前後、脊柱の前弯及び後弯度、骨盤寛骨の側方角度などと、また、ぐるっと一周するようにして見回し、大まかな全体像(現況体形)を把握します。
(このような全体を見回すような視診は特別なものではなく、施療経験を積み重ねた術者であれば、そんなに時間はかかりません。)
 
 セポ1:見立て(リスティング)では、上記の視診の際にも頭の中で描く複数面を活用し、また、立方体と直方体を設けることでは、より、身体骨格の全体像を立体的イメージにより把握できます。
 リスティングにより得た像は、脳・中枢神経系ネットワーク内のセンタープログラムの現況における対処状況を把握するもので、セポ1:リスティングは氷山の一角として現れる症状のみにとらわれず、体構造(皮膚軟部組織骨格)と神経機能との総体(ド真ん中)をとらえる方法です。

 
セポ3・柔軟指圧のページで体構造の内の皮膚編を記述      

セポ指圧

 年配者の脊柱(背骨)下方の腰椎で見られる捻じれにおいては、腰椎前部の椎体部が複数で大きく捻転しているものがあります。腰椎が複数で大きく捻転(軸転)している状態では、腰椎後部の棘突起と両側方の肋骨突起が長い年月による捻転の影響を受けたようにして、軟部支持組織の中で変形しながらも踏ん張っているような状態をレントゲンで見ることができます。

 そのような、腰椎々体部の大きな捻じれの状態においても、脊髄(髄枢軸)位置は腰椎々骨のほぼ中間部(水平断面)にあり捻じれの中心位置となることでは、捻じれの影響を最も受けにくい位置であることと、また、レントゲン等で診ることができる棘突起や肋骨突起が変形しながらも踏ん張っているような状態からは、脊髄(髄枢軸)は、負荷や負担を受けやすい不利な構造と位置にある脊柱(背骨)の中にあっても、最も大切なところとして護られている位置にあることが考えられます。

セポ1・見立(リスティング)て
はセポ1・2・3の仕組みの一つ目です

セポ1・見立て(センター・ポイント・リスティング)
骨盤の学名はPELVIS
@全体的:均等三矢状面リスティング
骨盤から骨格のド真ん中はどこ? を見立てます。
pelvis:こつばん:銀河に装飾
蝶の前方からと骨盤の後方からの姿は似ているかな
全体のうちの部分: 
 セポ1リスティングの部分的リスティングは、全体的リスティングによりとらえた基正中面と照らし合わせるようにして行うリスティング方法で、この方法は、各部分は全体を形成するうちの一部分としてとらえられ、部分のみの変位だけにとらわれない特長があります。
 前部冠状面:術者は立位の受療者の後方から両手を伸ばし、中指等で受療者の左右の上前腸骨棘を(ASIS)触診し、左右の上前腸骨棘の一方が前方であり、もう一方が後方であるかを診て直方体の前部面としての前部冠状面を立てます。

 後部冠状面:
術者は、立位の受療者の後方で左右の上後腸骨棘(PSIS)を触診し、直方体の後部面としての後部冠状面を設けます。
(この前部と後部の冠状面によっては、受療者が立位においての骨盤部の回旋度<時計回り=CWか反時計回り=CCW>を把握します。)
 そこで、前部と後部の冠状面によるリスティングで得た回旋度によっては、その度合いに準じた回旋度で、骨盤部の髄枢軸の位置で三面交差としての
冠状面を設けます。
<この冠状面は仙骨における回旋度を計測する基準になります。>
骨盤(こつばん=学名:ペルビス=底のない鉢)
←仙腸関節
←仙骨
右寛骨
左寛骨
(腸骨・
 坐骨・
 恥骨)
第5腰椎
  ↓

 待合室に備えたリクエストカードで モーツアルト・ショパン・バッハ・ベートーベン・ブラームスなどの曲や ヒーリング・クラシックなどをリクエストし いま貴方が聴きたいクラシックサウンドに浸りながら セポ指圧を受けていただけます。

股関節
CP(センター・ポイント)1=リスティング:全体的
部分:均等三矢状面リスティング
部分:三面交差リスティング
 人の骨盤は、正面から一見して蝶が羽を広げたような形をしています。
 ここでは、蝶を人の骨盤に譬えますが、蝶が片方の羽を痛めていることで片方の羽を少しすぼめているとしましょう。
 そこで、静止状態で蝶の正面から羽の両側端部間の距離を計測し、二等分して正中面を設けます。そうすると、蝶の胴体は計測して設けた正中面よりも羽の片方がすぼまった方に偏っています。
(このように、目標部をとらえ表示することをリスティングといいます。)

 つまり、これが骨盤の変位であり髄枢軸(脊髄)の一方への偏りです。
 蝶の両羽に相当するのは骨盤の寛骨です。寛骨の片方がすぼまると、蝶の胴体に相当する骨盤の仙骨と、仙骨に乗る脊柱(背骨)も寛骨のすぼまった方へ偏り、その中心にある髄枢軸も偏ることになります。

 ここで重要なことは、骨盤は人が座位や立位と運動などによる動的時には骨格機構的にセンターとなるところで、このような骨盤部の一方への偏りは、骨盤を基盤(土台)とし身体の支柱の役目をする脊柱(背骨)の偏りでもあり、骨格機構全体がアンバランスとなることです。
 骨格機構のアンバランスは骨格機能を妨げるだけでなく、健康を維持する脳・中枢神経系ネットワーク内のセンタープログラムにも悪影響を及ぼすのです。
立体的イメージ
 セポ1リスティング(イメージ)は、主に触診と視診により頭の中で複数面を描くリスティング方法ですが、複数面をとらえるリスティング方法によっては、目標部を立体的なイメージでとらえやすい特長があります。
 各椎骨や各部分を立方体や直方体で囲んでつなぎ合わせ、それをA全体的:三面交差を囲む直方体の中に入れたイメージを行うと、基正中面と部分や全体を照らし合わせるリスティングが行え、骨格のアンバランスが良く解ります。 (絵B参照)
 A全体的:三面交差リスティングのうちの骨盤部=水平面
 
「水平面」を設ける前に=骨盤部:直方体に上部と中部と下部に各部面:水平面を設けます。

 術者は立位の受療者の後方から示指及び中指等で、受療者の左右の腸骨稜を触診して、左右の腸骨稜の高さに上部:水平面を設けます。

 中部:水平面は、上後腸骨棘を触診し左右の上後腸骨棘の高さで水平面を前方へ伸ばすようにして設けます。

 下部:水平面は左右の坐骨下縁で設けます。

*上部と下部の二つの水平面の距離は左右の寛骨の縦の長さを現し、骨盤の傾きを想定できます。
中部水平面は全体的:三面交差リスティングとしての
水平面です。
 A全体的な三面交差リスティング(上絵を参照)では、全体的:均等三矢状面リスティングによりとらえた基正中面に、全体的:三面交差リスティングの正中面を重ねて基正中面とし、それに髄枢軸位置で水平面と冠状面とを交差させます。それぞれの面によっては骨盤の髄枢軸の位置による捻じれ、傾き、前後変位、一方への偏りをとらえ、とらえたそれぞれの面を組み合わせることによっては、現況の骨盤部の立体像を描けます。

 また、基正中面を含む直方体を全身へ伸ばすことによっては、直方体と照らし合わせた全体像が描きやすくなります。
(上記:絵Aを参照)
 脊髄(髄枢軸)を内蔵する脊柱は、多くの負荷や負担を強いられ骨格機構的には弱点となりますが、もし、脊柱が立位骨格として柱の構造でできていれば、人々の寿命は延びて地球上は早くに多くの人口で溢れるようになっていたでしょう。

 それには、人の脊柱(背骨)が梁の構造であり弱点であることは、自然の摂理による淘汰されるところの一つとして考えられ、脊柱やそこに内蔵される脊髄(髄枢軸)には、寿命の鍵が潜んでいるように考えられます。
 我々は日常において、多くの負荷や負担を強いられている脊柱(背骨)と、脊柱に内蔵される脊髄の役割を少しでも理解して大切にすることが、丈夫で長生きする秘訣の一つであると考えています。

セポ1

 上記では、骨盤:寛骨の片方が
すぼまった例で譬えましたが、もう一
方では寛骨が広がることもあります。

 また、脊柱(背骨)が乗る骨盤中心
の仙骨は、その上部では前後方向
と左右が上下変位するなど、骨盤は
骨格機構的に最も複雑なところです。

 骨盤部の変位は、骨格機能と神経
機能の低下を招くことになりま
す。

 セポ指圧は、セポ1・セポ2・セポ3の
三つの備えで
複雑な骨盤から骨格全
体の偏りにも対処し、
最適化を目指します。
髄枢軸の位置と環境
 当研究所が重要視しセンター・ポイントとする髄枢軸は脊髄のことですが、脊髄は身体の支柱としての役目をしている脊柱(背骨)に内蔵されています。

 人体骨格は元々が四足動物の骨格機構であったとされていて、脳の進化や脊柱起立筋の発達によって座位や立位行動が可能となりましたが、その身体を柱の役目で支える脊柱そのものの構造は四足動物のころの梁の構造とほぼ同じで、脊髄を内蔵する脊柱は梁の構造で柱の役目をしています。
 また、身体を側方から見るとよく解りますが、脊柱(背骨)は背中の後方端に位置しています。
梁の構造で柱の役目を果たし、身体骨格の後方端に位置する脊柱(背骨)には、思いのほか負荷や負担がかかっています。

 そのような構造と位置にある脊柱には、寝床位以外では負荷や負担がかかっているといっても過言ではないほどで、運動時においては脊柱を軸とする腹側においての左右回旋状の揺れと上下動の振動がおこり、それらは複合した動きとなります。そのことによっては、脊柱(背骨)を形成する各椎骨や椎間板軟骨と周囲の軟部支持組織には負荷よる負担がかかっています。
髄枢軸は護られている位置
寿命の鍵
全体的:リスティングと部分的:リスティング
(立方体と直方体で囲む方法)

 リスティングの全体的リスティングは、その
基本となるのが骨盤部に行われるリスティン
グです。
 骨盤部を骨格の全体的な基本としてリスティ
ングするには、@に全体的:均等三矢状面

下記にて説明)
により骨盤部で基正中面を
設けます。

Aの全体的:三面交差リスティングは、@で
設けた骨盤部の基正中面に重ねるようにし
て、髄枢軸の位置で正中面と冠状面と水平
面を交差させます。
(下記にて説明)
このAで設ける直方体は、部分を含める全体
的リスティングの指標になります。
(絵A:参照)
 
Aに含まれる部分:部分的な均等三矢状面
と三面交差リスティング
(下記にて説明)でと
らえたそれぞれの面と、それらの部分に設け
た立方体及び直方体は、Aで設けた直方体
の中に含まれることにより、骨格変位の状態
によっては各部がキュウビック・ゲーム具
(絵
B)
のように多角度で連結して骨格全体像を
現し、そのような立体的なイメージによりとら
えられることでは、骨格全体と部分との状態
を把握しやすくします。
全体的:三面交差リスティング
 @全体的な均等三矢状面リスティングは、まず、下の絵のように骨盤部の両外側に左矢状面と右矢状面を立て、その左右矢状面を二等分して正中面を設ける方法です。
この全体的:均等三矢状面設ける左矢状面は直方体を設けたときには左側面であり、右矢状面は直方体の右側面です。

 この骨盤部における均等三矢状面リスティングにより設けられた正中面は、骨格全体としての正中面となるために基正中面としています。
(正中面は前後に無数に走る矢状面の正中に一面のみが存在しています。)
 このページで紹介いたしますリスティング方法は、イメージ・リスティングです。

 イメージ・リスティングは変位骨格に対して、頭の中で描く複数面を活用して変位骨格をリスティングし、その目標部や全体像の概要をイメージによって立体的にとらえる方法です。
<リスティングとは目標部をとらえ表示することです。>

 イメージ・リスティングには全体的と部分的に行うリスティングがありますが、その両者には@均等三矢状面リスティングとA三面交差リスティングの二つがあます。また、A三面交差リスティングには立方体や直方体に囲まれた、その内部に設ける方法もあります。
(下記=絵A:参照)
部分的:均等三矢状面リスティング
部分的:均等三矢状面リ
スティングは各椎骨など
に行いますが、このとき
の基準になるのが全体
的:均等三矢状面リステ
ィングで得た基正中面で
す。
まず、基正中面と部分的
:正中面とを照らし合わせ
るようにして、目標部分の
一方への偏りの位置を把
握します。
部分的:三面交差リスティング
部分的:三面交差リステ
ィングは、全体的:均等
三矢状面リスティングで
得た基正中面を活用しま
す。
目標部の正中面と基正
中面とを照らし合わせ、
目標部の一方へ偏り位
置を把握した上で、目標
部の正中面の左方度・右
方度、水平面の傾斜度、
冠状面の前方度・後方
度をリスティングします。

冠状面
水平面
←基正中面
基正中面
    →
右矢状面
    →
    →
左矢状面
左矢状面
    →
正中面
右矢状面
部分的:均等三矢状面↓リスティング
        (例:腰椎・後方斜め絵)
水平面
   →
正中面
   →
冠状面
部分的:三面交差リスティング
   (例:腰椎後方斜め絵)↓
左絵=全体的:均等
三矢状面リスティング
右絵=全体的:三面
交差リスティング
 A全体的:三面交差リスティングのうちの骨盤部=基正中面
全体的:骨盤部の三面交差リスティングの基正中面は、全体的:均等三矢状面リスティングにより設けた基正中面と同じで、変位骨格を均整体へ促すことでの基本となり、身体骨格全体としての
基正中面です。

 基正中面から左右の上後腸骨棘に左部:矢状面と右部:矢状面を設けることにより、基正中面から左右の上後腸骨棘の距離の違いによっては、変位による左右寛骨(腸骨)の幅の違いが解ります。
全体像をとらえる
PELVIS=骨盤:斜め絵

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セポ2:指圧台へ

セポ2

全体的:三面交差と直方体
(絵A)
全体的:骨盤部の三面
交差リスティングと点線:
直方体
立方体を基盤に:骨格キュービック
(絵B)
頭部→
軸椎→
全体的:三面交
差リスティング
←(骨盤部)
←点線:直方体
   ↑
左右肩関節ライン
第五腰椎→
骨盤→
(仙骨を除く)
<後方絵>
左足部
右足部
A全体的:三面交差リスティングのうちの骨盤部=冠状面
 髄枢軸の位置に「冠状面」を設ける前に=
骨盤に三面交差リスティングを行う場合には、まず、骨盤を囲む骨盤:直方体を設け、その前部面と後部面に前部冠状面と後部冠状面を設けます。